雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

ラジオ

マイクの前のニシマキ

 恥ずかしいから黙ってたんだけど、ネットラジオに出演しました。ライブドアの。
 ライブドア〈ねとらじ〉のRadio Uってやつ。
『あいぶんこジャーナル』のiBUNKO Journal No.58です。


 ラジオはRadioのはずだけど、なんでURLがladioなのか、ホリエモンは英語を知らないのかとか、そういう疑問もありますが、この番組をやっているのは水城雄(みずき・ゆう)さん。 Webサイトはこちら。小説家であり、音楽家でもある。 ぼくが知りあった頃は、小説家だったけど、そういえば、当時からFMラジオに出演したりしていた。人前でしゃべるのが苦手なニシマキ的には、なんともうらやましい。
 最近は、音楽ユニットもやっているらしい。「Oeufs(うふ)」といって、童謡や唱歌、そしてオリジナル曲を制作してるんだそうだ。
 ぼくが水城さんを知った当時は福井県にお住まいで、遊びにいったことも仕事に行ったこともあるんだけど、いつの間にか、東京に住みついていらした。ふと思い立って遊びに出かけ、今はこんなことをしてるんだぜーと話をしたところ、じゃ収録しようとマイクをつきつけられたわけでした。
 ぼくなんぞ、自分に縁のない部分は考え方が古くて、小説家ってのは羽織袴で火鉢にあたりながら鉛筆をなめていてほしいと思うのだけど、世の中にはこういう多芸な小説家もいるわけだ。そういえば、水城さんはヨットにも乗る。石原慎太郎はヨット乗りで小説家で東京都知事だから、こういうステレオタイプな職業観はあらためないといけませんね。
 それでも水城さんに「職業はひとつに徹したほうがよい」と忠告する人はいるらしいです。ひとつのことを続けていると勲章ももらえるみたいだし(うちのじいちゃんは吉田茂総理時代の外務省でかばん持ちをやっていた。ずっとやってたら、最後には勲章もらってた)その方が世間体がいいんでしょうが、ぼくは水城さんの不思議な生きざまが好き。
 放送は、トライアルのこと、自然山通信という雑誌のことなど、お話した。2回だかにわけて公開するとかいっていたから、もしまんざらでもないと思ったら、しばらくして、またアクセスしてみてください。
 そうそう、世の中が狭いなと思ったのは、水城さんと知りあった当時、ぼくはロードレースの取材なんかもしていたんだけど、ちょうど清水國明さんが、鎖骨を骨折しながら鈴鹿8時間耐久を走りきって、このときのレポートを書いたりしていた。なかなか感動的なレポートだったのだけど(自画自賛)、その頃水城さんが先生をやっていたカルチャーセンターに通っていらしたのが、清水さんのお父さんだった。
 清水さんは今、「森と湖の楽園」ってのをやっている。そしてこれまた、杉谷とぼくの昔っからの知り合いである中澤くん(杉谷と中澤くんは、たぶんぼくと杉谷より密接な関係)が、ここでお仕事している。
 みんな、てんでばらばらに暮らしているようで、実はうんと近所で活動している。ラジオを聴いて、誰かとまた、新しいつながりができたら、うれしいなぁ(でも、自分の声を聞くのは恥ずかしい)。
(写真は、なにを話そうかと冷や汗をかきながらメモを作るニシマキ。「そんなめんどくさいことやってないで、話しはじめればいいんだよ」と水城さんに脅されて、結局ぶっつけでお話することになりました。この写真は、水城さんが撮ったもの。水城さんの日記から盗んできました)