雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

金曜日の食生活

 ベルドンのライダーモードから一転、アンドラの世界選手権で取材モードになって、興味の焦点はもっぱらメシですが、仕事中は生きるための燃料として飯食ってるので、あんまり楽しめているという感じでもない。それでも、同業者やメカニックたちを見ていると、食事中は仕事とは切り離して楽しそうにやってるんだなぁ。


 アンドラの一日。朝ご飯はホテルでとりました。こちらのホテルの朝食によくあるバイキング。ジュースにクロワッサンにハムにチーズにヨーグルトにコーンフレーク。このお食事は、まぁどおってことありません。
 で、お昼。トップライダーがプラクスティを終えたのがだいたい2時近くだったけど、パドック横のレストランへ行ったら、みんなで揃ってご飯を食べはじめている。
 モンテッサの面々やベータのメカニックのイーバンやルカにメニューを解説してもらって注文する。なんと昼飯の定食が17.5ユーロだよ。ユーロで聞くとそんなに高くないけど、今、ユーロは150円もする。計算すると、とってもぜいたくな昼食になる。
 前菜はサラダを注文しました。メインは肉と魚と、もうひとつはよくわかんない。イーバンによると背骨だというんだけど、いまどき、そんなあぶないものを食わすのかなぁ。ともかく、迷わずお魚を注文する。
 そしたら、出てきた前菜はカルパッチョみたいなやつで、お魚のお刺し身みたいなのが入っている。なんだー、前菜もメインもお魚になっちゃった。デザートはジョセップが食べてたプリンがおいしそうだったのでそれにする。最初に出てきたオリーブもおいしかった。でも食事が終わったら、ほとんど4時じゃないか。ぼくだけじゃない。モンテッサもベータもシェルコも、みんなお昼が終わったら4時だ。それからまた、練習に出かける。郷に入れば郷に従えで、こういう食生活にしてしまったほうがらくちんなのでしょうね。
 でも、午後はほとんど何にもしなかったから、ぜんぜんおなかが減らない。ビールと柿の種くらいで軽く夕食にしようかなと思ったけど、結局それもしないで寝てしまいました。
 そうそう、夜はバスタブにゲルを入れてみたのだ。泡々になるやつ。これ、いったいどうやって使うんだろうな。お湯をためて、しばらくつかったまま本を読んでいたら、汗が噴き出してきた。悪くないのかもしれないけど、結局頭もからだも洗わないと落ち着かないから、ただのお湯でもいいような気がするけどね。正しい使い方をご存知の方がいらしたら、教えてください。
 写真はデーニュに戻る途中にふと見つけて立ち寄ったがらくた趣味のおじさんちの庭。こんな古いマシン(といのしし)がずらずら並んでいる。不思議な空間だった。