2015年に向けて、フランス・フェデレーションがルールの変更を打ち出した。ノーストップをやめて、従来通りのルールに戻すという変更だ。1分半の時間制限内であれば、ホッピングしても止まってもご自由、ということになる。
フランスと世界の動向は共通しているようで別モノだが、FIMのトライアル委員長はフランス人のティエリー・ミショーだから、FIM世界選手権についても、なんらかの影響がありそうな変更ではある。
FIM世界選手権は、2013年からノーストップルールで運用されている。ノーストップルールというのは停止5点のルールのことで、これまでもSSDT(と、日本ではイーハトーブトライアル)が採用していた。
イギリス人はこのルールが好きで、スペインあたりへくると止まってホッピングするトライアルが好き、というのが定説になっているが、世界にはいろんな考えの人がいて、それぞれのルールに善し悪しがあるのはまちがいない。
各国のモーターサイクル協会は国際的なFIMと連携をとっているから、原則としてFIMルールで運用することになるのだが、現在のノーストップは世界選手権のみに適用されているルールで、FIMルールとしてノーストップになっているわけではない。そしてFIMは、3年間の実験運用として、世界選手権をノーストップルールとしたわけだった。
ノーストップルール採用にあたっては、FIMトライアル委員長の交代劇もあった。それまではイギリス人のデビッド・ウイロビーから、フランス人の世界チャンピオン、ティエリー・ミショーに変わり、ノーストップの普及活動は、もっぱらミショーさんの担当となって現在に至っている。ミショーさんのノーストップ普及活動はなかなか熱が入っていて、日本でもそう遠くない将来にノーストップルールが選手権で採用されるという動きになっている。
しかしここへきて、フランスのルール変更とともに、トライアル委員長交替の話も流れてきた。後任の委員長の名前も挙がっているから、まんざら火のないうわさでもないようだ。
2015年は、日本のトライアルはノーストップでないストップルールで、世界選手権はノーストップルールで運用されることが、すでに決まっている。世界選手権については、2015年が実験運用の3年目となる。日本の、そして世界のトライアルルールはこれからどうなっていくのだろう?

