2008年全日本選手権最終戦。1年ぶりに、宮城県SUGOスポーツランドが最終戦の舞台に選ばれた。ここまで6戦中5勝を挙げている黒山健一（ヤマハ）が最終戦で10位に入れば黒山のタイトルが決定する。まずひっくりかえることはない状況だ。むしろ数字上はタイトルの可能性を残す小川友幸（ホンダ）を、野崎史高（ヤマハ）がランキングで逆転できるかどうかが最終戦の興味となった。野崎は、過去に2度、SUGOで勝利している。全日本選手権初優勝もSUGOだった。中盤以降、その野崎が黒山を追いつめる。小川は、最終戦でなんとしても1勝という思いが強すぎたか、逆に減点を重ねて勝利戦線から遠ざかっていった。両者の差は、ほんの数点。勝負は難関の最終11セクションの攻防に絞られた。情報戦の混迷で、両者が同点と伝えられた最終セクション。同じチームメイト同士での戦いではあるが、最終戦の最後は、大きな盛り上がりを見せていた。泣いても笑っても、この1セクションで、今年が終わる。
付録／2008国際A級シリーズチャンピオン、西元良太のスペシャルインタビュー収録
国際A級スーパー、国際A級、国際B級、各クラス全選手収録。
◎題名／2008全日本トライアル@ファイルR7東北・最終戦
◎DVD100分／2600円（税込）
◎JANコード／4560187780714
全日本R7東北
