1502クリーンアップ

　あっという間に1月が過ぎて、2月の相模川クリーンアップトライアルを開催しました。ここんところ、土曜日に雨が降って準備で濡れて、日曜日はいいお天気で参加者のご機嫌麗しというパターンが続きましたが、今回は逆になりました。土曜日はすっかりいいお天気だったのですが、日曜日はお昼前から雨が降って、けっこう激しい降りになりました。でも終わる頃には雨が上がって、まぁめでたしめでたし。

　雨は、けっこう激しく降って、いきなりすごく寒くなりました。トライアル用のレインウェアは、雨の侵入を防ぐだけではなくて、ほどよい通気性を持っていて、汗を外に出してくれないといけません。ツーリング用のレインウェアは雨の侵入については頑固ですが、トライアルに必要な通気をしてくれないものが多いので、中からびしょびしょになってしまうことがあるのです。この点も、トライアルがふつうのオートバイ趣味とちがっているところかもしれません。スポーツ用品屋さんによると、スキー用のレインウェアが、トライアル用に向いているのではないかということです。もちろん、トライアル用のレインウェアならまちがいないですが。

　今回も、初めてトライアルをやるという方が来てくれました。むずかしいんじゃないの？ こわいんじゃないの？ と思っている人が、それなりのトライアル遊びをしてくれるようになるのを見ているのは、楽しいことです。クリーンアップトライアルを始めて10年を越えましたが、ここからトライアルを始めてくれた人もずいぶんいらっしゃいます。主催者にとって、トライアルにとって、大きな財産だったと思います。
　もうひとつ、これまでトライアルをやっていても、大会に出ることがほとんどなかったという人が、毎月せっせと通ってくれるようになりました。トライアル大会はむずかしくてたいへんなものだから、年に1回、イーハトーブトライアルを楽しめれば、という人はけっこう多いのだと思います。相模川は平なので、セクションづくりさえまちがえなければ、おっかないセクションにはなりません。年イチのトライアルライダーのみなさんが、年に何回かのトライアルライダーになり、それではずみがついて、1年中トライアル遊びをしてくれる立派な（腕前はともかく）トライアルライダーになっていく様も、ずいぶんと見てこれました。頑なにやさしい（技術的にというか、初心者やへたくそに）トライアル大会を続けてきてよかったなぁと思うところです。

　最近、相模川の河川敷のこのあたりでは、大規模な伐採工事が続けられています。これまで、地主さんとの調整がつかず、整備をするにも手がつけられなかったと聞いている河川敷ですが、その状況に変化が生じたか、もしかすると地主さんが高齢になって、若い世代に相続されたりなどしたのではないかと思うのですが、真相はわかりません。明らかなのは、伐採によって、走れる場所が少なくなっているということです。
　ここではバーベキューに釣り、お散歩、トライアルにエンデューロ、モトクロスに四駆遊び、ラジコン飛行機にサバイバルゲームと、いろんな遊びをする人が集まってきています。みんな、それぞれの遊びを楽しみつつ、他人の遊びの迷惑にならないように、お行儀よく遊んでいます。でも伐採によって遊ぶ場所が少なくなってくると、いつまで仲よく遊んでいられるのか、心配になってきました。
　もしかすると、そろそろ潮時なのかもしれないと考えている今日この頃です。3月のクリーンアップを開催したあと、ゆっくり考えたいと思います。