第1回高田島庭先コンペティション

9月16日月曜日（敬老の日・祝日）、第1回高田島庭先コンペティションを開催しました。日曜日はいい天気すぎるくらいのいい天気が、当日は一転、朝から雨降りで、いやはや、阿鼻叫喚のすんばらしい大会となりました。みなさま、ありがとうございました。

これまで4回ツーリングトライアルを開催してきましたが、登録してないマシンしか持ってないみんなにも走ってもらいたくて、コースをつなぎました。

これまでのコースに加えて、今まで舗装路を使っていたルートを開拓しました。ほとんどは今60代の人が小学生時代に、非公式通学路として使っていた道です。

一部、今まで使ったことがない沢に入ることができたので、12セクションのうち、6つがこれまで走ったことがあるコース上に設営され、そのうちの一つを含め、7セクションが新しく設営したものになりました。

今回は、いままで前を通り過ぎるだけだったおうちの裏山に、丸太を越えるセクションを作らせていただきました。こんなにおうちのすぐ隣にセクションを作ったのは、これが初めてかもしれません。ちなみにこの丸太は、去年の11月に86歳で逝去された遠藤一司さんが切った栗でした。一司さんは、かわうちトライアル時代からいろいろ設営を助けてくれて、参加者やスタッフの中にも、一司さんと飲み交わした人がいっぱいいるのでした。

という昔話はともかく、抜けるような青空の開催前日は、夕刻にいつものように楽しい宴（うたげ）を催し、これで翌日はばら色のトライアルが開催されると信じて眠りにつくと、翌日は天気予報通りに雨が降っていました。

これまで、準備中に雨が降ったことも多々あって、雨が降るとどうなるのか、そこを50人×2ラップ、合わせて100人が通るとどうなるか、それなりに想定はしていたのですが、なんか、この日の雨はオイルでも混ざってたんじゃないかというくらい、つるつるでした。朝のミーティングが終わった頃、一回りしてチェックをしてきた報告を受けたのですが「登りも下りも全部だめ」でした。100人走るとどうなるか、ではなくて、誰も走っていない状態でダメなのだから、どうしようもない。

コースはつながっていないところをなんとかつないだので、他にショートカットなどありません。うーむ、困った事態だけど、みんなに楽しんで（がんばって）もらうしかない、ということになりました。あーめん。

ということで、スタートするや、あちらではこんな、こちらではあんな、マシントラブルや体調不良など、いろんな事件が発生しました。軽トラに乗って見物に表れたご近所の原住民の皆さんが、急きょレスキュー部隊に借り出され、本部とコースの途中を往復することになりました。

てなわけで、1ラップ目途中から、滑って転んだマシンの横で亡霊のようになって立ち尽くしている人が現れ、最後の力を振り絞って帰ってこられた方々も、村の美しどころの作ってくれたけんちんうどんでおなかを満たすや、もうおなかいっぱいと2ラップ目に出なかった方もたくさんおられました。

でも中には、食事もとらずに（ご飯食べると戦意喪失してしまうらしい）2ラップ目に出ていかれた方もいらっしゃいました。終わってみると、完走は26名様。参加申し込み59名（定員50名といいつつ、ちょっと上げ底しました）、当日出走56名様、完走率46％というちょっぴり（じゃないか？）厳しい結果になりました。

トシとったり技術不足で平谷のツートラが走れない人が、平谷気分をルンルン味わえる大会、を隠しコンセプトとしているので、この結果も必然かなと思いますが、次回に向けては、もうちょっと天候耐久性の高いコースとセクション作りをしようと誓いました。みなさま、ご参加ありがとうございました。

なお、昨日火曜日、とってもさわやかでいいお天気の中、荒れた道だけなおそうと山へ入りました。82名が走られた跡は、そこそこダイナミックな感じになっていましたが、なんの、ちょいちょいと泥を寄せて踏み固めるだけで道普請は完了しました。ていねいに走っていただいて、ありがとうございます（どうやら、深く地面を掘りたくても、表面だけでつるつる滑ってそれ以上どうにもならなかったんではないかと思われます）。

ご参加の皆さん、地元の皆さん、そして泥んこの中、お手伝いいただいたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。これに懲りず、来年の春、またお会いしたいと思います。

追伸：全コース全セクションの後片づけはこれからですが、とりあえず片づけたところでこんなのを発見しました。お心当たりの方はご連絡ください。