雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

マシン解説

TLM50

TLM50

 TLR200Rの発売で迎えた第二次トライアルブームの申し子としてデビューした50ccトライアルマシンです。1983年に発表されました。50ccながら、車体構成は名車TLR200Rとほとんど同じく構成されていて、ポテンシャルの高さも一級でした。
 50ccという排気量から、入門用として最適の印象を持つ人もいると思いますが、排気量が小さいゆえのむずかしさもあり、単純に入門用として適しているかといわれるとむずかしいところです。
 ただし、排気量が小さいのは、いろいろなケースで御しやすいことにつながりますので、大きなオートバイがトライしていることとおんなじことをやろうとしなければ、TLM50は今でも立派な入門バイクとして活躍できます。
 ライダーがこどもの場合は、体重が軽いために50ccでも充分な戦闘力を持つこともあります。また、このマシンには熱心なファンがいて、そういう人たちは排気量をあげて、いろんな改造を施して楽しんでいます。そういった改造マシンは、とてもすばらしい性能を発揮するものもありますが、ときに故障ばかりできちんと走らないものもありますから、入手の際は要チェックです。
 本来このマシンは、前後輪ともに細いタイヤを装着することになっていますが、オーナーのほとんどが標準的なラジアルタイヤを装着しています。角を少し削らなければいけない場合がありますが、それでもラジアルタイヤの圧倒的性能には変えられないということです。
 買い値で5万円程度のものでしたら、とりあえず不足なく動くと思います。

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