9月20日-22日にスペイン Pobladura de las Regurasで開催される「FIMトライアル・デ・ナシオン」の日本代表選手が、9月9日(月)に寺門成真スポーツ庁次長(スポーツ庁長官は室伏広治)表敬訪問した。スポーツ庁を訪れた選手は、小川毅士選手、黒山陣選手の2名(スペイン在住の廣畑伸哉選手は欠席)。そして「FIMモトクロス・オブ・ネイションズ」の日本代表選手は、横山遥希選手、大倉由揮選手、大城魁之輔選手の3名、合計5名となった。「FIMモトクロス・オブ・ネイションズ」は10月4日-6日にイギリス Matterley Baasinで開催される。
一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)によるスポーツ庁の表敬訪問は初めてのことで、今回の訪問ではトライアルとモトクロスの競技内容の説明からはじまり、今回の「FIMトライアル・デ・ナシオン」および「FIMモトクロス・オブ・ネイションズ」の参戦意義を伝え、各選手から大会への抱負を伝えられた。
モーターサイクルスポーツについての知識があまりないという寺門成真スポーツ庁次長だったが、海外でもトレーニングを重ねている代表選手たちへの質問として、日本と海外のモーターサイクルスポーツ競技事情の違いや練習場所の社会的環境の違いなどが挙げられていった。中学3年生の黒山陣選手へは、学校と練習時間の両立はどう工夫しているのかなど、モーターサイクルスポーツに関わるさまざまな話題が出てきていた。
1時間ほどの訪問時間の最後、寺門成真次長は、「これから大会に臨む上で選手一人ひとりの抱負をしっかり聞かせていただきました。安全に凱旋してください。各界ともスポーツ競技人口をいかに増やしていくのかということには苦労しておりますが、パリオリンピックがあったように、国民の皆様、とくに小さなお子様が選手皆様方のご活躍を見て、憧れを持ってもらえることがスポーツ人口を増やしていくためには一番大事な部分だと思います。ぜひ選手皆様方が日頃の鍛錬を十分に発揮いただいて、輝かしい成績を持って帰ってくることを心より祈念したいと思います。今後の業界の益々の発展と、皆様のご活躍を願っております。」と語った。
◎訪問選手
FIMトライアル・デ・ナシオン日本代表
小川 毅士選手、黒山陣選手、廣畑伸哉選手(欠席)
FIMモトクロス・オブ・ネイションズ日本代表
横山遥希選手、大倉由揮選手、大城魁之輔選手