大きな災害が相次いでいます。災害支援にトライアルは最適。しっかり腕を磨きましょう。

全日本終盤戦湯浅。小川毅士勝った!

小川毅士が優勝。それもSSを前に8点差とぶっちぎり。小川の優勝は11年ぶり、2014年のキョウセイ以来だ。11年前が初優勝、今回は2度目の勝利ということになる。

5点が多くて調子はよくない、と思いながら走っていたという小川。10セクション2ラップを終えて2位に8点差という戦況を初めて知ったという。


8点差もあるから、まず勝利はかたいところだったが、それでも戦況を知ったSS第1はぶるぶる震えながら走ったという。SS第1を1点で終えて優勝が決定。SS第2は震えることなく思い切り走って美しいクリーンを見せた。

小川が優勝を決めてセクションアウトするのを待ちかまえて、真っ先に祝福を送ったのは、ライバルの氏川政哉だった。勝たなあかんと言いながらまた、小川の勝利がうれしい氏川だった。

これで今シーズンは5人目の勝利者が誕生となった。今回の小川の勝利で、小川はやはり1勝をあげている野崎史高をランキングで逆転。次戦、シティトライアルで小川と野﨑がランキング3位を決することになる。


国際A級は、今年は珍しく勝ちあぐんでいた本多元治が見事な勝利。しかし2ラップ目にトップスコアをマークしたのは13歳の黒山太陽だった。黒山は第5セクションからひとつも足をつくことなくゴールまで突っ走って、最多クリーン賞ももぎとった。3位になった平田貴裕が逆転チャンピオン決定。高橋寛冴は第1セクションでの大クラッシュもあって7位となり、ランキングは平田に6ポイント差の2位となった。


レディースは中川瑠菜が全勝優勝で、すでに決まっている今シーズンのタイトルに花を添えた。2位は小玉絵里加で、ランキング2位争いにも勝利。小玉に1点差で肉薄、3位表彰台に上がったのが寺澤心結。今回は去年一昨年2年連続チャンピオンの山森あゆ菜が寺澤のアシスタントについての参加だった。


国際B級は、木村倭がシーズン4勝目を挙げて、2戦を欠場しながらチャンピオンを手中にした。ここまでランキングトップだった寺澤迪志は第6戦前に骨折、懸命の治療で今大会の出場を果たし4位の好結果を得はしたが、こちらも6ポイント差でタイトルは木村のものとなった。

2位は、今シーズン、陳文懋のアシスタントをしていた辻本雄河、3位に林大作が入った。IAへの昇格切符(ランキング5位以内)を得たのは、木村、寺澤に続いて岡直樹(最終戦15位)、小倉功太郎(同8位)、大櫃千明(同19位)。林は4ポイント差でランキング6位を得た。


(ところで、当日の結果について抗議があって、正式結果が出るのが遅くなっている。この件は気になるので、別に書いておくことにします。)