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全日本選手権リザルト , 近畿リザルト

2023全日本第最終戦CityTrialJapan大会

IASのみの、しかも第7戦までのランキング10位までの10名のみが参加する全日本選手権最終戦シティ・トライアル・ジャパン大会は、いろいろな特別規則のもとで開催されました。結果表もいつもとずいぶんちがうものができあがっています。

まずは、自然山通信でいつもの結果表に近いものに変換したものを作ってみました。

緑地はラップ順位。S.F.はセミファイナル。日本語訳すると準決勝ですが、最初のトライがこれになるので、準決勝というより予選という感覚に近いかと思われます。

セクションは4つ用意されていて、逆方向からも走るため、全部で8セクションとなります。セミファイナルは8セクション、ファイナルは4セクションが用意され、セクション設定も変更されることになっていました。

Finalは決勝。セミファイナルの上位6名が決勝のファイナルに進出します。

ピンク地の数字は、セミファイナル、ファイナルのそれぞれの減点数を表しています。順位は減点数が少ないもの>クリーン数が多いもの>5点の場合のゲート数が多いもの>トライタイムが少ないものの順で決定されます。

5点の場合のゲート数というのは、セクションにいくつかマーカーがあって、そこを通過するごとにゲート通過ポイントが与えられます。たとえば、同じオール5点でも、出口に近いほうまでマシンを進めていたライダーがいれば、そちらが上位となります。減点数で「5(1)」となっているのがそれで、この場合は5点で通過ゲートはひとつであった、という意味になります。

トライタイムとは、通常の全日本選手権のようにスタートからゴールまでの時間ではなく、1分半のトライ時間の中でタイムを計られていて、クリーン数が同一で5点のゲート通過数も同じ場合は、このタイム競争となります。

黄色地は最終結果です。1位から6位はセミファイナルとファイナルを足した数字になっています。7位から10位はセミファイナルの結果がそのまま最終順位となっています。

今回、セミファイナルの4セクションを全員が走り追え、後半の4セクションのトライを始めたところで雨が降り、セクションコンディションが危険すぎるということで競技が中断、セクションの手直しと競技についての協議が行われました。

その結果、その時点でトライを終えていた選手は7位から10位までで順位が確定し、1位から6位までは改修した第1、第2、第7、第8の4セクションでファイナルを行うことになりました。ファイナルが4セクションであるのは当初の予定通りですが、1位から6位までがセミファイナルを半分しか走っていないところが協議の焦点でした。

セミファイナルを8セクション走り終えた武井誠也の減点は36点、対して4セクションを残している柴田暁は14点。仮に柴田が残る4セクションをすべて5点でも34点となり、武井より上位となるので、この時点での1位から6位までがファイナルに進出することには、ほぼ異議が出ませんでした(可能性の問題でいうと、マシントラブルや負傷リタイヤの可能性があるので、順位の変動がゼロとはいえません)。

ファイナルに進出する6名でいえば、あと4セクションを走ると戦況は動く可能性がありますが、それはファイナルの4セクションを走ることで同条件とみなせるのではないかということで、セミファイナルを8セクション走った選手と4セクション走った選手が混在しつつ、セミファイナルの1位から10位までの順位が決定したのでした。

その他、バックOK(足つきバックは5点、ラインクロスOKなど、いつもの全日本選手権とは異なる特別規則が採用されていましたが、これらについては当然ですが、結果表では見えてきていません。

Pos No Rider/Machine/Team L 1 2 3 4 5 6 7 8 Pen. Clean Gate Time
1 3 氏川 政哉 S.F. 1 0 0 0 0 0 4 0 5’01”
Ho.RTL300R Final 3 0 5(0) 0 5(2) 10 2 2 3’30”
TEAM MITANI Honda 10 6 2 8’31”
2 1 小川 友幸 S.F 2 1 0 3 1 5 1 0 4’15”
Ho.RTL300R Final 1 0 3 1 3 7 1 0 4’29”
TEAM MITANI Honda 12 2 0 8’44”
3 4 野崎 史高 S.F. 4 0 1 1 5(1) 7 1 1 5’23”
Ya.TYS250Fi Final 4 3 5(1) 0 1 13 1 1 5’12”
Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA 16 2 2 10’35”
4 6 小川 毅士 S.F. 5 3 1 5(2) 2 11 0 2 4’32”
Be.Evo2T Final 2 3 1 0 3 7 1 0 4’46”
宗七音響 Wise Beta Team 18 1 2 9’18”
5 2 黒山 健一 SF 3 0 0 5(2) 1 6 2 2 4’28”
Ya.TY-E 2.1 Final 6 5(2) 5(0) 0 5(2) 15 1 4 3’14”
Yamaha Factory Racing Team 21 3 6 7’42”
6 5 柴田 暁 S.F. 6 5(0) 3 1 5(1) 14 0 1 2’53”
Tr.TRRS Final 5 5(0) 3 1 5(2) 14 0 2 3’34”
TEAM TRRS 28 0 3 6’27”
7 9 武井 誠也 S.F. 7 5(1) 5(2) 5(0) 5(1) 1 5(1) 5(2) 5(0) 36 0 7 8’19”
Ho.RTL300R Final
HRCクラブ関東SWまるやまwithFINE
8 11 磯谷 玲 S.F. 8 3 5(0) 5(2) 5(1) 5(0) 5(2) 3 5(0) 36 0 5 6’59”
Be.Evo2T Final
Beta TRProduct
9 7 久岡 孝二 S.F 9 5(2) 5(2) 5(1) 5(1) 5(0) 3 5(0) 5(0) 38 0 6 7’15”
Ho.RTL300R Final
HRCクラブMITANI
10 19 田中 善弘 S.F 10 5(1) 5(0) 5(0) 5(0) 5(0) 3 5(0) 5(0) 38 0 1 2’54”
Ho.RTL300R Final
HRCクラブぱわあくらふと&ホンダドリーム八尾

結果は 速報サイト にあります。このページをPDFにしたものを掲載しておいたのですが、日本語が見えないみたいなので(どうしてだろう?)画面キャプチャを掲載しておきます。

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