バイアルスTL125がデビューしてしばらく、末弟として登場したのがこのTL50。1976年のことでした。
エンジンはCB50に使われていた縦置きで(スーパーカブの水平置きのエンジンに対して、縦置きと称しています)、TL125の生い立ちと同じようなことが、このTL50にもあります。
ただ、TL50の場合は、デザイン的にトライアルマシンを踏襲していますが、特にトライアル設計をしたものではなく、当時ブームが始まっていたミニバイクカテゴリーのひとつと考えてもよさそうです。
もともと、CB50やXE50/75の陰に隠れて、あまり人気があったモデルではないので、現在市場にあるのはごく少数だと思います。タイヤ径が小さいので、背の小さい人、こども向けとしても選択の余地はありますが、あまり現実的とは言えません。