2005年モデルとして登場した、本格的4ストロークエンジンを積んだトライアルマシンです。
エンジンはモトクロスマシンのCRFをベースとしていますが、クランクケースもシリンダヘッドもまったく作り替えられていて、新規エンジンといって差し支えありません。
吸気はフューエル・インジェクション。燃料コックもチョークもない、すべてコンピュータが計算してくれる優れたシステムです。レスポンスも、2ストロークに引けを取りません。マシン重量も、モンテッサの従来モデルと同様。いいことづくめです。
HRCから出荷されるRTLは、競技専用車となっていて、輸入車扱いとはなりません。ですので、通関証明を使って登録をすることはできません。そのかわり、モンテッサよりも少し安価に設定されています。
モンテッサとの、トライアルマシンとしてのメカニズム上の相違点はありません。モンテッサにあるヘッドライトなどが装備されていないこと、フェンダーなどのカラーリング相違点。RTLの方が少し渋い色となっています。
また、RTLには書き換え可能なECUが付属しているので、これに交換し、コンピュータと接続するケーブルとソフトウェアを別途入手することで、エンジンプロフィールを変更することが可能です。
発売元はホンダレーシング(HRC)