雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

トライアル事始

ヘルメット

 トライアル用ヘルメットは、ジェット型ヘルメットが一般的です。過去には耳のでたものを使うのが一般的だった時代もありましたが、より高い安全性を求めて、現在ではジェット型が標準となっています。
 トライアルヘルメットならではの特徴としては、バイザーが短くなっています。視界の確保のため、バイザーが短くなっているわけです。
 トライアル用ヘルメットは、ほかのモータースポーツカテゴリーのものに比べると軽量で、トライアルの運動性をさまたげないようになっています。しかし軽量なだけに、頭に良くフィットしたものを選ぶ必要があります。ライディング中にぐらぐらしてしまうようでは、安全性がさまたげられるだけでなく、ライディングにも大きな影響がでてしまうからです。
 トライアル専用へルメットとしてはショウエイとアライから市販されています(トライアル以外のレースなどには使用できません)。海外ブランドでは、エボ(スペイン)製などがあります。
 ほかにもいろいろな製品がありますが、MFJの公認大会に参加する場合は、MFJ公認へルメットである必要があります。また、練習用へルメットの中には、公道走行用として充分な強度のないものもありますから、使用の際には注意が必要です。

ショウエイTR3
休むことなくトライアルに力を注いでいるショウエイ製のジェット型へルメット、その第二世代(初代トライアルヘルメットのTR1は耳のでるハーフキャップタイプだった)。内装は取り外しが可能で、洗濯することができる。バイザーは角度調節ができるので、短いバイザーながら強い日差しを遮ることができるが、長く使っていると、この部分の破損が多いのがちょっと残念。
問い合わせはショウエイまで

ショウエイTR3 FUJINAMI
藤波貴久が世界タイトルを獲得した年、藤波のレプリカへルメットが誕生した。本人のカラーは赤ベースだが、色ちがいの青も用意されている。ヘルメットとしての仕様はTR3と同じ。
問い合わせはショウエイまで

アライハイパーT
久々にアライが発表したトライアル新製品。ショウエイTR3と相前後して新発売となったが、よく研究して作られている印象がある。ショウエイと比較して、軽くてフィット感が良いという人は多い。逆の意見の人もいるので、おそらくここの頭とのフィット感覚によって印象がちがうのだと思う。できれば試着してから購入を決めたいところ。
問い合わせはアライヘルメットまで

アライハイパーT黒山
アライハイパーT

アライハイパーT KENNY
2001年に黒山健一がアライ契約ライダーとなって、直後にレプリカヘルメットが発表になった。現在市販されているものは、2004年にカラーリングを若干変更した第2世代。
問い合わせはアライヘルメットまで

エボ・ラガエボ・ファハルド

エボヘルメット(アダム・ラガレプリカと
ジェロニ・ファハルドレプリカ)

エボ(アダム・ラガ/ジェロニ・ファハルド)
スペインのエボ製のヘルメット。エボは、ガスガスの用品部門で、ウェアやブーツなどを含め、トライアル洋品も広く手がけている。エボへルメットは、輸入元の亜路欧によって、MFJの公認をとっているので、MFJ公認大会にも参加することができる。
問い合わせは亜路欧(東京都世田谷区)まで。

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