雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

マシン解説

スコルパSYロングライド

ScorpaLR

 SYレーシングをベースに、燃料タンクを5.3リットルにして、とりあえずの燃料容量を確保しています(一般オートバイの常識からするとこれでも少ないけれど、現代のトライアルマシンとすればタンカー並の容量)。現代トライアルマシンにはついてないのがふつうのシートも、ロングライドにはついています。
 合わせて、いくつかのパーツの採用を工夫して価格を安価に抑えています。この仕様は、SY125FとTY-S125Fの関係に似ているところがあります(125Fは燃料タンク容量は同じですが)。フロントフォークや三つまた、フットレストなどが大きな相違点で、本質的なマシンポテンシャルはSYレーシングと変わらないと思っていいでしょう。
 SYレーシングは競技志向ですから年式が落ちてくると中古として出回りやすいですが、ロングライドは玉数も少ない上に、中古市場にでることは少ないと思えるので、狙うのならば目を光らせておく必要があるかもしれません。
 新車は受注にてフランスに注文されます。デビューは2002年ですが、カラーリングなどの変更の他は、大きな変更なく、2005年も新車が手に入ります。ある意味、TY-S125Fのコンセプトを先取りしたマシンともいえるでしょう。
 問い合わせ:アルプスヴァン
 

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