雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

トライアル事始

ブーツ

 トライアル用ブーツは、トライアルをはじめるなら、なるべく早い段階でぜひ入手したい装具です。
 トライアルブーツは、一見するとモトクロス用など、オフロード用ブーツとよく似た外観をしていますが、一度使ってみるとその差は明らかです。オフロードブーツがプロテクションを重要視しているのに対し、トライアルブーツは運動性を重視しているところが大きなちがいです。もっとも大きくちがうのは、足首です。トライアルブーツは足首がよく動き、モトクロスブーツは足首をがっちりガードして、動きを規制しています。
 トライアルでは、ライディング中もさることながら、セクションの下見で、オフロードを歩き回る機会がたびたびあります。足首をがっちりガードされたモトクロスブーツで下見をこなすのはたいへんです。トライアルブーツは、ちょっとがまんすれば登山にでも使えそうな柔軟性を持っているのです。
 現在、トライアルブーツの大手はアルパインスターとガエルネの2ブランドです。ブーツメーカーのほとんどがイタリア製で、これらもイタリア製。世界選手権のトップライダーは、ほぼ全員がこの2メーカーのどちらかのブーツを履いています。
 その他、やはりイタリア製を中心に、魅力のある特性を持ったブーツも少なくありません。

アルパインスター

アルパインスター・ノーストップ

アルパインスター・ノーストップ
 世界選手権でもシェアのとても高いイタリア製ブーツ。バーニー・シュライバー時代から、世界チャンピオンのトライアルブーツとして長い歴史を持っている。
 しっかりしたつくりや良質の革を使った素材のよさがアルパインスターの特色。

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ガエルネ・バランス・DUE
 バランスDUE(DUEはイタリア語で“2”の意味)の2005年モデル。
日本市場向けに、日本人の足形に合わせた木型を使っているので、日本人に多い甲高幅広の足には、とてもありがたい。
シンプレート(前面のプロテクションプレート)は前モデルより軽量化を図りながら、最大4cm幅でふくらはぎの太さを調節できるようになっている。
本体にはマイクロファイバーというシンセティックレザーを採用し、軽さと柔らかさを飛躍的に向上させたことが特徴。
詳細はジャペックスまで

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ガエルネ・バランス・クラシック
 ヨーロッパ仕様として発表されたブーツで、市場の要求に合わせて日本仕様も追加された。パランスDUEに比べて、さらに履き心地が柔らかく、トライアルライディングの動きをさまたげない。
やや運動性を重視しすぎの感じもあるので、プロテクション効果と運動性のバランスをよく吟味して購入したい。
木型はバランスDUEと同様に、日本仕様で作られている。
 問い合わせはジャペックスまで

NovoGar

ノボガル

ノボ・ガル
3万円を切る価格で通信販売されている。契約ライダーも内外に多く、革のやわらかさと履き心地のよさが特徴。バックスキン地をはじめ、カラーも各種そろっている。
問い合わせはちゃねスポーツまで

エボ

エボ

ガスガスの関連会社であるエボの製品。履き心地がよくて、新品の時からやわらかい。ブーツメーカーとしては新興勢力だが、アダム・ラガやジョルディ・タレスなど、ガスガスのライダーがこぞってこれを履いているので、使い勝手には一定の信頼がおける。

問い合わせは亜路欧(東京都世田谷区)まで。

SIDI

SIDI

レイナーズ

レイナーズ
レイナーズ
問い合わせはちゃねスポーツまで

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