暑さ・台風・大雨なんかには負けないぞ。でもとりあえず大岩には登ってみたい。

year2010 , シェルコ

さらに’10 Sherco

2010シェルコ
 2010年モデルのシェルコの詳細写真が手に入ったのでご紹介します。これは4ストローク3.2と2ストローク2.9のお見合い写真。異なる二つのエンジンを積むフレームは、クロームモリブデン製のデュアルチューブラー。これに2010年モデルの特徴として、燃料タンクとエアフィルターの位置を交換するという逆転の発想の新アイデアを搭載し、あわせて車重を軽量化、125で67kg!、250と290で68kg、4ストロークの3.2でも70kgにおさめられている。
 その、エアフィルターの構造の写真も、このつづきでご覧ください。


2010シェルコストリップ
 燃料タンクとエアフィルターの位置交換は、重量配分をより中央に寄せることになり、これがまた軽量化に大きな寄与を果たしているという。燃料は、小さく、かつ働きのいい燃料ポンプによってキャブレターに運ばれる。この燃料タンクは、この1、2年、シェルコユーザーによって世界選手権(ジュニアやユースなど)でテストを繰り返されていて、すでに信頼性は確固たるものがある。
 ステアリングヘッドのすぐ後ろにあるエアフィルターは、どんな状況でもクリアなエアを取り込むことができる。フィルターへのアクセスも簡単だから、清掃メンテナンスをするのもお手軽だ。通常のシート下、キャブレターとリヤショックの間に押し込まれたスペースより、より吸気効率に適した、大容量のスペースを確保できるのも性能的な有利を得ることができる。さらに、エアフィルターが高い位置にマウントされたことで、シート部分までが水没するようなコンディションになったとしても、エンジンが止まることがない! これは頼もしい。このようなコンディションで走り続けるということは、これまででは考えられなかったこと。天候やセクションセッターの気まぐれによっては、シェルコだけが走破可能というセクションが現れるかもしれない。
 メンテナンス性の向上はエアフィルターだけでなく、すべての電気まわりへのアクセスも、従来モデルより格段に容易になったとしている。
 またこのモデルから、フルサイズの80ccがカタログに登場した。ユースクラスの頂点を争う1.25
と同じ寸法、基本が同じエンジンを使う80ccマシンは、ヨーロッパの若手ライダーの成長を、さらに助けることになるにちがいない。
 発表では、生産は11月からということになっている。早ければヨーロッパのユーザーにはそろそろニューマシンが渡る頃。日本にも、間もなく最初のロットが上陸してくるだろう。

マシン/諸元 ST0.8 ST1.25 ST2.5 ST2.9 ST3.2-F
エンジン 2ストローク 4ストローク
4バルブ
排気量 74.6 124.7 249.7 272 317cc
ボアxストローク 44.5 x 50.7 56 x 50.7 72.8 x 60 76 x 60 82 x 60
シリンダー ニカジルコート
潤滑 2%混合 ウェットサンプ
吸気 デロルトPHPL26 28
シェルコプロンプトシステム
冷却 水冷
始動 キック
エキパイ ステンレス
マフラー アルミ
ミッション 5速
クラッチ 湿式多板油圧
イグニッション Leonilli デュアルマップ
Leonilli
フレーム クロモリチューブラー
燃料タンク 燃料ポンプつきアルミ
ブレーキ F185 / R145
フロントサス チェリアーニ38mm
185mmトラベル
リヤサス オーレ
175mmトラベル
Fホイール モラッド21インチ
Rホイール モラッド18インチ
車重 67kg 68kg 70kg
ホイールベース 1322mm
最低地上高 310mm
シート高 645mm
定価 —- ¥695,000 ¥746,000 ¥759,000 ¥875,000
税込価格 —- ¥729,750 ¥783,300 ¥796,950 ¥918,750
送料 —- ¥8,000


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