2ストローク勢の中では最後発にして最軽量を誇るガスガスは、最後の2ストロークモデルに向けてますます性能に熟成をはかってきた。
ガスガスには子ども用の50ccから最大排気量の300まで各種が揃っているが、ここではまず、スペックが同一の250、280、300についての解説。
06モデルの大きなトピックは、ハンドルに設けられたスイッチにより、晴れモードとウェットモードのエレクトリックセッティングが選択できるデバイスが設けられたこと、フロントフォークのインナーチューブが、なんとアルミ製となったこと、リヤショックがオーリンズ製となったことなどがあげられる。
インナーチューブのアルミ化は、もともと軽量のガスガスを、さらに軽量化することに成功。カタログスペックでは、初期型(2002年モデル)以来の69kgが実現している。
250は、保安部品の装着を念頭に置いて、より腰の強いリヤフェンダーが装着されている。これに、立派なテールライトなどの保安部品がついて出荷される。このリヤフェンダーは、そこそこのトライアル走行にも耐えられる剛性を持っているところがうれしい。そして、新車時にはより柔軟性のあるリヤフェンダーも同梱されている。
走り性能的には、06モデルは250のスムーズなエンジン特性が05以前のものとは明らかに異なる進化のあとだ。
ガスガスTXT Pro 300:702,450円(税込み)
ガスガスTXT Pro 280:691,950円(税込み)
ガスガスTXT Pro 250:622,650円(税込み)